アメリカから日本の確定申告をする

春が間近となり、日本も、アメリカも確定申告の時期ですね。とりあえず、昨年はアメリカからの収入はなかったので、確定申告が必要なのは渡米前の日本の収入に関してのみです。
とは言え、アメリカでもForm8843という書類を提出する必要があります。それについてはまた後日。
日本の確定申告をするためには、以前も書きましたが、渡米前に納税管理人を指定しておく必要があります。これは最寄りの税務署に行き、一枚書類を書くだけです。行けば、親切に教えてもらえると思います。私は実家の父を指定しました。
これで、この時期に納税管理人を通して、日本での確定申告をすることができます。確定申告書を提出する税務署は、自分が最後に住んでいた地区の税務署です。納税管理人が住んでいる地区ではありません。
また、渡米前に確定申告を済ませてしまうこともできるはずです。その場合は、それまでの源泉徴収票を各病院などにお願いして、集めなくてはなりません。私はそれがちょっと面倒だったので、諦めました。その時点で済ませてしまえば、事前の予定納税をしなくてもよかったのですが。
年末から年始になると、各病院から源泉徴収票が送られてきます。郵便物は実家に転送するようにしてありましたので、父に源泉徴収票がくるはずの病院リストをメールで送り、必ず取っておくようにお願いしました。あと、生命保険控除の証明書もですね。大学の方に届いている源泉徴収票もあったので、それは大学から実家に送ってもらいました。
全ての源泉徴収票と生命保険控除証明書が揃った段階で、実家にセットしておいたスキャナでスキャンして、メールで添付してもらいました。親にもスキャナの使い方を教えてきましたが、結局実際にやったのは妹だったようです。。。
それらの書類のデータを国税庁の確定申告書等作成コーナーで入力し、確定申告書を作成しました。このコーナーは毎年、微妙に変化して、使いやすくはなっているようです。何より入力さえすれば、自動で計算してくれるのがいいですよね。作成した書類はpdfファイルとしてダウンロードされるので、それを実家にメールで添付しました。
指定した納税管理人などを記入する欄がないので、どうするのかよく分からなかったのですが、同じように分からない人がいるようで、ネットで検索するとこんなページを見つけました。
http://profile.allabout.co.jp/ask/q-29946
この記載に従い、実家でpdfを印刷してもらった後、私の氏名が書かれた箇所に、納税管理人である父の氏名を併記し、印鑑を押してもらいました。さらに、所定の場所に源泉徴収票などを貼付の上、税務署に郵送すれば、申告終了です。
郵送の場合、返信用の封筒を同封しておけば、書類に捺印の上、返送してくれます。今はその返信を待っている段階ですが、毎年郵送でやっていて、特に問題はなかったので大丈夫でしょう。
1月から5月までの所得なので、当然昨年より大幅に減少し、予定納税した分くらいは還付されそうです。ちょっと懐が温かくなりそうです。