Macと私

2011年10月5日。Appleの前CEOであるSteve Jobs氏が亡くなりました。
赤の他人の死に、これほど衝撃を受け、喪失感を感じることになるとは、私自身思っていませんでした。
つい最近、新しくMacbook Airを購入したところで、その購入の顛末を記事に書こうと思っていたところだったのですが、とりあえず、今日は私のMac遍歴について書いておこうと思います。

大学4年生の時、初めて自分でローンを組んで、私にとっての初めての自分のパソコンであるPowerbookを買いました。1997年のことです。その年、Appleを追放されていたSteve Jobs氏がAppleに復帰しています。この時、主流だったWindowsではなく、Macを選んだのは、ただMacユーザーだった友達に勧められたからでした。もちろん、Jobs氏の存在など知りませんでした。
でも、Macは本当に使いやすいパソコンでした。大学でWindowsを扱うこともありましたが、その扱いやすさは比べようがありません。それ以来、私はずっとMacユーザーです。
大学6年の時、iMacが発売されました。めちゃくちゃ洗練されたデザインに圧倒されます。金銭的に余裕がなかったので、一度は購入を諦めますが、カラーバリエーションが増えた時、とりあえず見に行った店舗で欲求を抑えられず、在庫のあったグレープを衝動買いしてしまいました。インターネットもまだまだ普及し始めたところで、今にして思えばめちゃくちゃ遅い回線で、好きな作家のファン同士でチャットをしたり、PostPet Parkを訪れたり、ワクワクドキドキしながらiMacをいじっていたことを思い出します。
以後、約2年おきくらいでiBook、Macbookと買い換えてきました。その間、パソコンのスペックはどんどん大きくなり、iPodも発売され、持っていたCDは全てパソコンに取り込み、今では映画やドラマもパソコンに入れておけるようになりました。
iPhoneも、iPadも夢のようなデバイスです。Jobs氏がさらにどんな未来を描いていたのか、もうそれを知ることはできません。56歳での死は、ほんとに早すぎます。まだまだ彼の想像する未来を、私達に共有させてほしかった。ただただ残念です。

Jobs氏が亡くなる前日にiPhone 4Sが発表されました。"4S"は"for Steve"を意味しているんだとまことしやかに囁かれています。Apple社は否定しているようですが、私達がそう感じるなら、それでいいのだと思います。
11月にはSIMロックフリーで、日本でも使うことのできるiPhone 4Sが発売されるようです。これを買ってしまうか、日本に帰ってからSoftbankか、Auで契約するか、今ちょっと悩み中です。