文献管理ソフト Papers

最近は、必要な論文のほとんどはpdfファイルとしてダウンロードできるようになりました。大学が出版社とライセンスを結んでいないとダメなので、落とせないこともありますけどね。その場合は、図書館に行ってコピーをとったり、図書館にもなければ、他の図書館からコピーを郵送してもらったり、FAXしてもらったりするわけです。そして、そういった紙の論文は、先日の方法でpdf化すればいいですね。
いずれにせよ、自分のパソコンの中にはどんどん論文のpdfファイルが増えていきます。今は、pdfの中身も含めて全文検索も可能ですから、別に整理せず、そのままでもいいのかもしれませんが、やっぱり整理して保存しておきたいところです。
以前は、そのためにiPapersというfreewareを使っていました。Mac限定ですが。このソフトも非常に美しく、使いやすかったのですが、元々持っている論文のpdfをiPapersに登録する場合、そのファイル名をPubMed ID(PMID)に変更する必要がありました。iPapersを介して、pdfを落とせばよいのですが、ちょっと不安定なこともあり、そこが不便だなと感じていたのです。
そこで導入したのがPapersです。とりあえず、お試しでダウンロードしてみると、iPapersで管理していたpdfもインポートできます。落としておいてそのままになっていたpdfもどんどんドラッグ&ドロップで入れておけば、あとでPubmedのデータと簡単にマッチさせることができ、ファイル名も自動で変換してくれます。また、自分でデータを入力しなければなりませんが、日本語の論文も管理することが可能です。$42ではありますが、機能を考えれば、非常に安いと思います。さらにiPad/iPhone版もあり、Wi-Fi経由で同期させることができます。iPhoneで論文を読む気にはあまりなりませんが、iPadは論文を読むのも快適です。
私はまだ試していませんが、最近のアップデートでDropboxとの連携が簡単にできるようになりました。Papersに登録されている論文のフォルダをDropboxに入れておけば、iPadの容量を気にする必要がなくなります。クラウド化はどんどん進んでいきますね。