留学中は本のスキャン代行が便利

手持ちの論文や本については日本にいる間に自炊してきましたが、そうこうしているうちに、その自炊を代わりにやってくれるスキャン代行サービスが登場し、その数がどんどん増えていっています。
BookFire - 書籍 スキャン PDF 自炊代行 サービス比較まとめ -
すごい数ですよね。それだけ需要があるということでしょうか。
私も、好きな小説家の新作が発売されたので、先日初めて利用してみました。米国内でもサンフランシスコやニューヨークなどの大都会では紀伊国屋があったりして、日本の小説もすぐ手に入れることが可能ですが、田舎だとそうもいきません。
今回、私は電私化.comを利用しましたが、一番の利点は、Amazonからの配送先を直接「電私化.com」にできることです。海外にいても依頼できます。今はAmazonの配送料は無料なので、スキャンの代金だけが余分にかかることになりますが、アメリカへの配送料を考えたら安いものです。まぁ、つらいのは、好きな小説家の作品を本の現物をみることなく、裁断してしまうことですね。装幀まで含めて作品だと思うので、申し訳ない気持ちはあります。
依頼の方法としては、まず「電子化.com」に冊数とページ数に応じた料金をPaypalで払います。ページ数はAmazonの登録情報で確認できます。ただ、発売前だとまだ登録情報が書かれておらず、ページ数が分からないので、予約しておくことは難しいようです。
支払いが確認されると、注文番号と送付先住所のかかれたメールが送られてくるので、Amazonから本を注文し、宛名に注文番号をつけて、送付します。
在庫がある本であれば、1日か、2日で届くと思いますが、到着すると、それを知らせるメールが送られてきます。
本到着後8日でスキャンが完了するということでしたが、結局10日ほどかかりました。それくらいは仕方ないかな。今、ホームページをみると到着後10日になってますね。年末までは4日くらいだったので、注文がどんどん増えていっているのでしょう。でも、あまり納期が遅くなるようだと、ちょっと使いづらくなるかなぁ。
スキャンの質としては、特に問題ないと思います。私はiPadで読んでいますが、支障はありません。写真が多いものの場合がどうかは検証の余地がありますね。
一つだけ難点を上げると、電子化.comは表紙をカラーでスキャンしてくれるのですが、その表紙の端の文字が切れて、全てスキャンされていませんでした。本全体を裁断機にかけて切っているのだと思うので、仕方ないのですが、本好きにとって、結構表紙は大事なので、表紙だけは別に裁断するとかしてもらえると、嬉しいかもしれません。でも、そんなことしてると、さらに納期が延びちゃうか。。。